プロのネイリストがずばり解説! ネイルにまつわるQ&A

ネイルノウハウ

「実はジェルネイルは水に弱いって本当?」「ジェルが浮いてきたときはどうすればいいの?」など、ネイルって意外と分からないことが多いもの。そこで今回は、みんながモヤッと抱いていたネイルにまつわる疑問を、プロのネイリストが徹底解説! 

ネイルを長く楽しんでいくために、正しい知識をしっかりと身につけておきましょう♪ 

Q1. ジェルネイルって水に弱いって聞いたことがあるけど、本当? 

A. 本当です! だから日常生活でもちょっとした心がけが大切! 

<解説>

ジェルネイルは「水に弱い」というお話、聞いたことがある方も多いのでは? 

確かに、ジェルネイルはもちがいいことが特徴ですが、水を扱う際には少し注意が必要なのもまた事実。

その理由は、爪の仕組みにあります。

爪というのは、一見硬くて丈夫に見えますが、実は「皮膚が角質化」したもの。つまり、皮膚の一部なんです。

だから、水にしばらく触れていると手の皮膚がふやけるように、爪もふやけていきます。

そうしてふやけたり、乾いて元に戻ったりを繰り返すうちに、爪とジェルとの密着度が低くなり、ジェルが浮きやすくなってくるのです。

このジェルの「浮き」を予防するためには、日頃のちょっとした心がけが大切! 

食器を洗うときは手袋をはめる、髪を洗うときはヘアブラシを使うなど、なるべく爪先が水に触れないようにしましょう。また、長風呂やホットヨガ、サウナなども、やり過ぎると浮きの原因になるので注意してくださいね! 


Q2. ジェルが浮いてきちゃった! 適切な対処法は? 

A.ネイルサロンでプロにオフしてもらいましょう! 

<解説>

知らないうちにジェルが爪から浮いてきてしまって、髪の毛や服に引っかかる! そんな経験ありますよね。

ここでやってはいけないのが、気になるからといって自分で無理やり剥がしてしまうこと。爪は層状になっているので、無理にジェルを剥がそうとすると、爪の表面の層まで一緒に剥がれてしまい、爪自体が薄くなってしまう可能性があります。

ジェルが浮いてきたときは自分で何とかするのではなく、できるだけ早い段階でネイルサロンに行き、プロのネイリストにオフしてもらうのが適切な対処法です! 

すぐにネイルサロンに行くのが難しい場合は、浮いている部分を爪切りなどで丁寧にカットしたり、短期間であれば専用の接着剤をつけておいたりするのも一時的な処置としては有効です。

また、浮きが発生したことで部分的にジェルが欠けてしまったときは、欠けた断面をやすりで削った後、ポリッシュなどのトップコートを塗っておくという方法もあります。

しかし、これらはあくまで応急処置に過ぎません! 爪とジェルとの間に隙間ができると、水分が入りカビになる可能性もあるので、浮きができてしまった場合はすぐにネイルサロンに行き、プロにオフしてもらいましょう。 


Q3. 自爪を強くしたい! どうしたらいい? 

A.「保湿」「食事」「ジェルの見直し」がポイントです! 

<解説>

美しい手先をつくるためにも、かわいいネイルを楽しむためにも、自爪を強く健やかに育てることはとても大切。そこでポイントになってくるのが、「保湿」「食事」「ジェルの見直し」です。

●まずは保湿がマスト! 

爪が弱くなってしまう理由のひとつに、乾燥が挙げられます。先ほどご説明したように、爪は皮膚の一部。スキンケアでお肌を保湿するように、爪も甘皮を含めしっかりと保湿し、潤いを保つことが重要なのです。

寝る前に爪専用のオイルや保湿クリームなどを指先に塗り込み、油分と栄養を十分に与えるようにしましょう! 

●食事でタンパク質と鉄分の摂取を! 

外側からのケアだけではく、体の内側から爪を強くしていく習慣も大切。そのためには、やはりバランスの良い食事が欠かせません。

爪は皮膚が角質化したものであるため、主な成分は「タンパク質」です。このタンパク質は、爪を強くするためには必須の栄養素。日頃からバランスの良い食事を心がけ、必須アミノ酸を含んだ良質なタンパク質を摂取できるようにしましょう !

 

<タンパク質を多く含む食べ物の一例>

卵、豆腐、牛乳、ヨーグルト、鶏肉、豚肉、いわし、鮭 など。

 

またタンパク質と同時に欠かせないのが「鉄分」。鉄分はタンパク質などの栄養を爪まで届けてくれる働きがあるので、ただタンパク質を摂るのではなく、鉄分も積極的に摂取することがポイントになります。

特に女性に多い鉄分不足。普段からしっかりと意識して、食事で補えるように習慣化しましょう。食事で摂取するのが難しい場合は、サプリメントなどで補給するのもおすすめです! 

 

<鉄分を多く含む食べ物の一例>

赤身肉、レバー、ほうれん草、しじみ、ひじき、煮干し、まぐろ、海藻類 など。

 

●ジェルを見直して爪に優しいネイルを選択! 

最後はジェルネイルをする際のポイントです。

一般的なジェルネイルは、「サンディングジェル」という種類のジェルで施術されることが多く、これは爪の表面を削ること(=サンディング)で、ジェルがピタッと密着する仕組みになっています。そのため、繰り返しサンディングジェルでネイルをしていると、どうしても爪が薄くなってしまう傾向が……。

そこでおすすめなのが「パラジェル」。パラジェルは爪とジェルとの間を真空状態にし、タコの吸盤のように密着させるという仕組みになっているので、なんとサンディングが不要! 

オフする際もジェルを溶かして落とすため、爪を削る必要がありません。自爪が痛んでいる場合でも、約3ヶ月で健康な爪を取り戻すことが期待できます。

少しでも爪を労りながらネイルを楽しみたい方は、ぜひパラジェルでの施術をお試しください! 

意外と知らない、ジェルネイルや爪に関するアレコレ。かわいいネイルを長く楽しむためには、今回ご紹介したような知識を持っておくのが◎。

ぜひ参考にして、自分の爪を大切にしながら、素敵なネイルライフを満喫していきましょう♪ 


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