

技術と個性をとことん発揮して手に入れた栄光|パラジェルフェス24「ネイリーフォト部門」受賞者インタビュー
「爪を削らないジェル」でお馴染みのパラジェルが、ネイリストの技術向上やネイルの可能性をさらに広げることを目的に2018年から毎年開催している「パラジェルフェス」。
全国各地から数多くのネイリストが参加するこのコンテストで、フォト部門は第2回目の一般カスタマー投票参加型のフォトコンテストを実施しました。
出場することで、サロンワークに直結する点が最大の特長である「パラジェルフェス」での入賞は、多くのネイリストにとって自分の力を試せる絶好の機会。
今回は第2回目となる「フォト部門」でグランプリに輝いた森田さんに、受賞の喜びや今後の意気込みについてお話を伺いました。
サロンワークによって培った力で見事グランプリを受賞
Q.パラジェルフェス24「フォト部門」グランプリ受賞、おめでとうございます!受賞された率直な気持ちをお聞かせください。
学生の頃からコンテストには興味があって出場していましたが、入賞・受賞したことはありませんでした。今回まさか優勝できると思っていなくて、とても嬉しかったです。
今回のフォト部門は一般の方からの投票で順位が決まる形式ですが、そんな中でも多くの方から選んでいただき、1位になれたことに感激しています。
Q.「フォト部門」へエントリーしようと思ったきっかけは何ですか。
フォト部門は写真を投稿するだけなので、他の部門に比べて参加しやすかったのが一番の理由です。
普段のサロンワークで撮っている写真が手元にたくさんあったので、フォト部門の中に5つあるテーマのうち、主にきれいめ系とY2Kネイルでそれぞれ写真を出して合計で10作品をエントリーしました。
儚さとツヤ感で勝負!鏡越しに映るネイルの美しさ
Q.「フォト部門」でエントリーした作品では「Y2Kネイル」でグランプリに輝きました。この作品へのこだわりについて教えてください。
パーツを乗せるよりはシンプルなデザインが好きなので、それをベースにしつつ女性らしいキラキラ感やキルティングのぷっくり感などを入れて変化をつけました。
また個人的にY2Kネイルはブラックのイメージがあったことから、クロムっぽい雰囲気と自分の得意なテイストを混ぜてデザインを作り上げていきました。
Q.「フォト部門」は写真で審査を行いますが、今回の作品を撮るときにこだわった部分はどんなところですか。
今回のY2Kネイルは友人に施術したものです。よくあるネイルの写真ではなく、どうすればきれいに写るのかを試したくて、色々な角度から写真を撮らせてもらいました。
その中で鏡越しで撮ると少しぼやけて写ったのがとても儚くて、加工をしなくてもネイルのツヤ感も出たので、これはいけると思って自信を持ってフォト部門に投稿しました。
蝶の立体モチーフで魅せる!自らの夢を詰め込んだブライダルネイル
Q.森田さんは「アンダー24部門」でもファイナリストに選ばれました。2部門にエントリーした理由をお聞かせください。
アンダー24部門は昨年も出場していて、実は自分の中でやってみたいネイルのデザインが2つあり、昨年はそのうちの一つでエントリーしました。
今年は私自身がアンダー24最後の年ということで、ブライダル系でどうしてもやりたかったものでチャレンジしました。
Q.「フォト部門」のY2Kネイルとは対照的な作品でしたね。「アンダー24部門」に出したデザインのこだわりポイントを教えてください。
過去のアンダー24部門入賞作品を見ていると、立体を盛り込んだものが選ばれる傾向にあるのかなと感じています。
そこで蝶を立体のモチーフにしてインパクトを持たせつつ、モデルさんに協力してもらって爪を長く伸ばし、全体的にバランスの取れたデザインにする点にこだわりました。
そこにブライダルネイルでずっとやりたかったレース・フレンチ・ツヤ感などの要素をたくさん盛り込み、自分の好きをとことん追求した作品ができたと思います。
お客様との会話から生まれる「理想のネイルデザイン」
Q.今回、様々なデザインのネイルでパラジェルフェスに参加した森田さんですが、サロンで施術するときはどんなデザインを得意としていますか。
当サロンのお客様は30代の層と50~60代のマダム層が半々という割合なので、きれいめなニュアンス系を希望される方がほとんどです。
私の好みもシンプル系やナチュラル系なので、そういったデザインが得意でおすすめすることも多いですね。
Q.普段の施術で心がけていること、こだわっているポイントは何ですか。
とにかくお客様を第一に考えて、話しやすい雰囲気を作ることを心がけています。
カウンセリングでは、「今までネイルをした中でどんな施術が良かったか、良くなかったか」といったお客様の体験談をしっかりとお聞きしたうえで、「こんな風にしたい」を叶えるためのアドバイスをしています。
お客様の中には私のネイルを見て真似したいと言ってくださる方もいるので、できる限り自分の手や爪をきれいに整えておくようにして、お客様との会話やデザインをおすすめする際のきっかけにしています。
緊張から自信へ!パラジェルフェスが教えてくれた挑戦の大切さ
Q.来年もパラジェルフェスに出場したいと思いますか。またその場合の目標があればお聞かせください。
来年はワンカラー部門に出たいと思っています。デザインは自分の中でやりたかったものをこれまで2作品エントリーできたので、次はまた別の部門に挑戦したいですね。
ワンカラーは今年も作品を出していましたが、入賞できなくて悔しかったのでリベンジを目指します!
Q.これからパラジェルフェスに出たいと考えているネイリストの皆さんへメッセージをお願いします。
パラジェルフェスは単なるネイルのコンテストではなく、独特のライブ感と非日常感のある特別な場だと思います。私はもともと緊張しやすいタイプだったのですが、パラジェルフェスに何度か出場したことで、人前で施術することへの抵抗がなくなりました。
人に見せるためのネイルを考える機会は、普段のサロンワークではなかなかありません。パラジェルフェスでその機会を持てたことが大きな学びになりましたし、他店のネイリストさんや有名なネイリストさんと同じ土俵に上がれたことが自分の大きな自信につながりました。
普段は体感できないライブ感と程よい緊張感のあるステージで、自分の技術と個性を出せる場はパラジェルフェスならではだと思います。これから出場する方はぜひ新しいチャレンジを楽しむ気持ちで参加してもらえたら、きっと楽しいんじゃないかなと思います。
パラジェルフェス25開催決定!
2025年は10月7日(火)ヒカリエホールにて開催!エントリーは5月1日(木)受付開始となりますので今後の情報解禁をお見逃しなく!
ネイリーでは今後もパラジェルフェスをはじめ、ネイリストさんのスキルアップに役立つ情報を発信していきます♪